ビールのおいしい小さなバーで、とても小さいフォンデュが出てきたことがありました。
直径12cmくらいの小さな鍋の中で、チーズがとろけていて、飽きがこないし、ちょうど良い量でした。旅館の一人用鍋のように固形燃料で保温していました。器具もフォンデュ用ではなくて、和風なのです。
忘れがたくて、家で数日後に復習しました。フォンデュ用のチーズを近所のスーパーで買ったのですが、見た目は普通のピザ・チーズです。しかも原材料を見たら「チーズ、ワイン粉、調味料」などと書いてあって、「ワイン粉?・・・わーん、これならおいしいワイン自分で継ぎ足すほうがましじゃん!」ということになりました。正しくはグリュイエール・チーズを使うようですが、普通のピザ・チーズも白ワインがおいしければ問題なく使えます。選べるなら、モッツァレラの入ってないものが良いそうです。粘りが強すぎて食べにくい、とのこと。
鍋に油を薄く塗り、おいしいワインをチーズと同量までを目安に鍋で暖め、小麦粉をまぶしておいた普通のピザ・チーズをニンニクと一緒に煮込めば出来上がりです。塩・黒コショウに好みでスパイスを加えて調味して、一口大に切ったバゲット、ポテト、アスパラ、ハムなどにからめて熱々を召し上がれ。隠し味に酒粕を少し入れると、チーズよりチーズらしい風味が出ます(笑)
フォンデュの機械は素敵なのがたくさん出ていますが、我が家では、なんと「ミニ七輪」を使っています。こんな小さな七輪で何を焼く?と笑ってしまうような黒い七輪がthree minutes happinessというお店で500円で売っていたので、Franc Francの小さい黒いグラタン耐熱皿を上に載せて使っています。ばらばらに買ったのですが、これが、不思議なほどぴったりです。
うちのは黒ですが、こんなものです。
グラタン皿にワインとチーズを溶かして直火にかけ、調味するところまでは私はコンロで済ませてしまうので、七輪に載せてからは保温するだけです。したがって固形燃料ではなく、アロマ・ポット用のロウソクを使っています。
ワインとチーズを分離させないために、ピザ用・チーズに前もって小麦粉をまぶしておくのは省略しないのが無難です。袋に入れて小麦粉と一緒にガサガサと振ると簡単です。フルーツケーキを焼くときフルーツに小麦粉をまぶすと小麦粉が糊の役目をしてフルーツが沈まないのですが、同様にフォンデュの場合も小麦粉がワインとチーズを上手につなぎとめて、均一なチーズのソースが出来ます。
小さくても、味は同じようにおいしいです。ご飯は外で食べてきてしまったけど、一応何か一緒に家族で食べたいな、と言うときも、量がちょうどいいので、重宝しています。