おうちで飲茶(大根もち)

おせち料理で膾(なます)を作るために大根を一本、買いました。その残りをどうしましょう。実は私は大根の煮物よりは漬物が好きなのです。漬物ならキュウリと一緒に紹興酒で漬けるとか、しばらく日に干して割り干し大根にしてから梅肉・ゆずの風味でつける、とか、いい方法はたくさんあります。でも、漬物は膾を食べたばかりだし、大根もあまり新しくなくなってきてるので、みずみずしさを味わう漬物ではなく台湾飲茶の大根もちを晩御飯の片付けをしながら、久しぶりに作ることにしました。タイトルが<おうちで飲茶 2>となったのは、以前、ピータン豆腐を紹介したためです。

前置きはこれくらいにして、まずはレシピをご覧下さい。


大根モチの作り方

材料
干しエビ 適宜
干しシイタケ 適宜
荒挽きソーセージ(洋風でよい) 2本
大根 200g
水  2 カップ(400cc)
酒  大さじ1


上新粉 100g
片栗粉  50g
塩   適宜

手順
1 干しエビ、干しシイタケを水で戻す。
2 大根を千切りにして水と煮て、戻し汁、酒、荒挽きソーセージのみじん切りと一緒に大根が透き通るまで煮る。
3 2の鍋から、大根と水をあわせて350cc分を取り分ける。鍋の中の煮汁が余ったら捨てずに別の容器に取っておく。
4 3を熱くない程度まで覚ましてから鍋に戻し片栗粉と上新粉を振り入れて、木べらで混ぜて弱火から中火でしばらく錬る。
5 大根・煮汁と粉が混ざって、餅らしくなってきたら、電子レンジが可能な耐熱容器にクッキングペーパーを敷いてから入れ、ラップを軽くかけて電子レンジで5,6分加熱する。
6 室温に生地がさめたら、容器から取り出して、一口大に四角く切ってゴマ油で焼く。
7 酢・ラー油(豆板醤)、しょうゆ、辛子、香菜などを好みで添えて召し上がれ。


基本の分量は手元にあった
『栗原はるみ すてきレシピ 1999年 No.11 春号』 の飲茶の特集を参考にしました。何十分も蒸すプロセスをレンジで6分にしたのもこのレシピの偉大さで、そうでなかったらここまで気軽には作れません。

栗原はるみさんのレシピでは干しシイタケだけを使うのですが、以前別の飲茶の本を読んだとき、干しエビと干し腸詰(中国のもの)を使っていたのを思い出して、腸詰は簡単には手に入らないのでシャウエッセンを入れました。ソーセージでなくベーコンでもいいと思います。中国のものではないけれど違和感はないのでご安心を。
干しエビも私は中国の食材のコロンとしたものを使っています。安くておいしいダシが取れるので、チャーハン、炒め物、スープと重宝なものです。
規格変更干しエビ150g色々な分量の商品があります。

そして煮る水は必ず浄水器ブリタを通したものを使っています。お米を炊くときもお茶を沸かすときも私は全部ブリタの水です。いくら水がおいしくないといってもミネラル・ウォータを使うほどでもないですよね。